ペルソナ設定を推奨すると、多くの人が、
「ペルソナ以外のお客様が来なくなるんじゃないか?」
「こんなに細かく絞って大丈夫?もっと広くターゲットにした方がよくない?」
「発信がワンパターンになりそうで飽きられないか心配」
という不安を覚えますが、これらの不安は現実にはならないので、気にしなくてOKです。
ペルソナ設定をして、ペルソナに向けた文章を書けば、ペルソナに近い人ばかりが来ると思っている人が多い気がするのですが、そんなことはありません。
釣りに例えますが、鯛の釣り方を教わって実践したとして、鯛だけが釣れるわけではなくて、ヒラメやスズキなど他の魚も釣れると思います。
あくまで鯛の釣り方というのは、鯛が釣れやすいというだけの話ですよね。
ペルソナ以外も来てしまうなら、ペルソナ設定の意味なくない?
色々釣れるなら、ペルソナ設定しなくても同じじゃないかと思うかもしれませんが、それは違います。
ペルソナ設定をしないと、そもそも鯛が一匹も釣れない可能性があります。
なんなら、魚だけではなく蟹とかイカとかタコとか全く他の生物まで釣れてしまうんですね。
それがお店で言うところの、お店に合わない客となって、下手したらクレーマーになるわけです。
もちろん、ペルソナを設定しなくても、運良く理想的なお客さんに出会える可能性はありますが、それはあくまで運です。
運でビジネスをするのはイケてないと思うので、僕はペルソナを設定したほうがいいと思っています。
ペルソナ設定の本質は、ペルソナに近い人が来る確率が上がることですから。
ペルソナに近い人が来る確率は、媒体によって変わる
ちなみに、ペルソナを設定して、ペルソナに近い人が来る確率って、媒体によって違います。
ペルソナに近い人が来る仕組みって、
お店の媒体を読み込む
↓
価値を感じて私のためにあるお店だと思う
↓
来店する
という感じだと思うんですね。
この「媒体を読んで価値を感じる」というところにポイントがあって、媒体によって伝えられる価値の量が違うんですよ。
ホットペッパーはペルソナに近い人が来づらい?
具体的に名前を出すと、単体で見たら、ホットペッパーは伝えられる価値が少ないです。
よく、ホットペッパーのお客さんは質が良くないと言っている人がいますが、それは間違いではなくて、ホットペッパーって文字制限と内容制限が多すぎて、ちゃんと価値を伝えるのが難しいんですよね。
それこそ、担当者のクオリティが低い添削ではなくて、僕やコピーライターなどプロの添削を受けないと、ちゃんと価値を伝えるのは難しいです。
ホットペッパー vs インスタ
その点、インスタは2000文字まで文章を書けるので、不器用ながらにでもちゃんとペルソナに向けて文章を書けば、価値は伝わります。
さらに、インスタから来るお客さんというのは、他と比較していない人も多く、絶対的に価値を感じてくれて来店している人も多いので、良いお客さんが多いと思います。
ホットペッパーの場合は、比較が簡単にできるので、
「どこも同じに見えるから、今日予約取れて、値段も安いここに行こう」
みたいなテンションで選ばれたりしますからね。
インスタはそういうのがないので、ペルソナを設定して、ペルソナに向けて文章を書けば、ペルソナに近い人が集まりやすいという感じですね。
それでも、100発100中とかではなくて、よくて50%とかだと思います。
それはインスタが、わかりやすく価値を伝えられる仕様になっていないので、システム的な限界があると思ってください。
ホームページはペルソナに近い人が来やすい
ホームページをちゃんと作りこんでいる人は、ホームページ経由の人は理想客だらけだというのをわかっていると思いますが、それはホームページを見る時のテンションが、ちゃんと目的を持って見ているからです。
インスタとホームページで全く同じコンテンツを作っていても、見ているときのテンションが違うので、価値の伝わり方が全然違うということです。
・ペルソナ設定をしないと理想客が来ない可能性が高い
・ペルソナを設定しても理想客ばかりが来るわけではない
というのを理解しておいてくださいね。