「忙しい」という言葉は使わないほうがいい?
おそらく「忙しい」という言葉を聞くと、ネガティブな印象を持つと思います。
僕も昔はネガティブなイメージを持っていたんですが、最近は「忙しい」という言葉にも2通りあるなと思っています。
- 効率が悪くて終わらないから忙しい
- やりたいことをやっているから忙しい
の2通りです。
効率が悪くて終わらないから忙しい
おそらくこちらのパターンが、「忙しい」という言葉を聞いて一般的にイメージするものだと思います。
- 抱えている仕事が終わらなくて忙しいから他の仕事はできない
- 仕事が忙しいから育児や家事を手伝えない
- お客さんの対応で忙しいから集客活動をする時間がない
みたいな感じです。
こちらのパターンの「忙しい」は、時間や人の管理が出来ていないが故の忙しさなので、いわゆる「デキないやつ」だと思っていいと思います。
やりたいことをやっているから忙しい
こちらは、お店で例えるなら集客が出来て新規を断るくらいの人気店になったり、お金を得て好きなことにたくさん使えるようになったりしたがために、忙しくなったというパターンですね。
いわゆる「リア充」という感じでしょうか。
個人的には、好きなことをやっていて忙しいなら、それは凄く良いことだと思うので、積極的に使っていい「忙しい」だと思います。
「忙しい」と言われてネガティブな気持ちになったら…
「忙しい」と言われると条件反射的にマイナスに捉える人(僕も昔はそうでした)が多いような気がしますが、冷静に考えると2パターンあると思うので、どちらのパターンの忙しいなのかを判断したほうがいいと思います。
もし、「デキないやつ」だとしたら関わる価値はないので距離を置いて、「リア充」だとしたら得るものはあるかもしれないので、何か勉強になることはないかなという視点で接していけばいいと思います。
僕にとっての「忙しい」とは
僕自身も、他の人と同じように「忙しい」という言葉を使うわけですが、僕が使うシチュエーションは大きく分けて3パターンあります。
パターン1 誘いを断りたい時
パターン2 睡眠時間を削らないレベルで忙しい
パターン3 睡眠時間を削るレベルで忙しい
の3パターンです。
誘いを断りたい時
女性が男性を断る時の常套句だと思いますが、男側も普通に使うパターンだと思います。
僕は相手が男性でも女性でもどちらでも使いますが、例えば食事に誘われたとして、その人と食事に行くことに価値を見いだせない場合は、「忙しい」と言って断ります。
この場合の「忙しい」は「あなたと会うくらいなら他のことをやっていたほうがマシ!」という本音を含んでいるわけですが、それをそのまま言わないわけですから、僕なりの優しさなんだと思います(笑)
とはいえ、異性相手の場合、その相手が恋愛に未熟だったりすると、その後しつこく誘われる可能性もあるので、相手によっては必ずしも良い断り方とは言えないですけどね。
昔は僕もそこらへんの空気が読めなくて、しつこく誘っていた気がします(爆)
睡眠時間を削らないレベルで忙しい
僕は1日最低8時間くらいは寝たいと思っていて、よっぽどのことが無い限り、その睡眠時間は確保しています。
1日8時間寝ると、1日の残りは16時間ですよね。
その16時間のうちに、食事や仕事、家事などをするわけですが、それらをするのに余裕がない場合は、「忙しい」と言うことがあります。
例えば、打ち合わせのタイミングなどが合わずに、クライアントの予約を思った時間に受けられなかったり、美容室やジムなどに行きたいタイミングで行けない場合ですね。
トータルで見たら空き時間はそれなりにあるんだけど、上手く嵌らないという状態です。
僕が「忙しい」という言葉を使う時は、だいたいがこのパターンです。
このパターンだとちゃんと寝れているので、「1日8時間も寝ていて忙しいっておかしくないですか?」と言われたりするんですけど、それはその人の基準と僕の基準が違うだけなので、おかしくはないです。
ただ、言葉の定義とか基準が違うってだけです。
睡眠時間を削るレベルで忙しい
これはあまり無い(ように心掛けている)パターンですけど、主に仕事を詰め過ぎたり、体調を崩してスケジュールがどんどんズレていったりする時に起きるパターンですね。
まさに、仕事ができないパターンの「忙しい」です。
無いように心掛けているんですけど、スケジュールの読みが外れたり、イレギュラーな作業が発生したりすることもあるので、どうしても1年間の中で1ヶ月くらいは、思ったより寝れない月というのが発生してしまいますね。
このパターンの「忙しい」が完全に無くなった時が、「時間と収入と健康のバランスが取れている」と言っていい時なのかなと思っています。
こんな感じで、ちゃんと言葉を定義を考えることによって、相手との擦れ違いが減らせるようになるので、自分なりの定義というのを普段から考える癖をつけていきましょう。