あなたのお店の売り上げを上げる3つの方法

お店の売り上げをアップさせるためには、大きく分けると3つの方法しかありません。

売り上げが上がっているお店というのは、例外なくこの3つのうちのどれかをやっています。

お店を経営していると、様々なことを勉強する場面に遭遇すると思いますが、売り上げを上げたいのでしたら、この3つのこと以外を実践しても遠回りになるだけなので、売り上げに困っているのであればこの3つの方法にフォーカスしましょう。

お店の売り上げを上げる3つの方法

お店の売り上げをアップさせるためには、以下の3つのポイントを押さえることが重要です。

数字が苦手な人でもわかりやすいように、元のお店の状態が、

客数:50人
客単価:5000円
来店頻度:月1回
月商:25万円

と仮定してお話しますね。

1. 客数を増やす

お店の売り上げをアップさせるためには、まずは客数を増やすことが大切です。

いわゆる集客と呼ばれるものですが、単純に客数が50人から100人になれば、

客数:100人
客単価:5000円
来店頻度:月1回
月商:50万円

になります。

2. 客単価を上げる

続いて、客単価を上げることも売り上げアップのために重要なポイントです。

コンサルの現場の話をすると、1ヶ月に施術人数は限られているので、集客は打ち止めになることが多いです。

そこからさらに売り上げを上げたいというの場合は、客単価アップの方向に進むのが定石です。

実質的には値上げをすることが多いですが、客単価が5000円から10000円に上げれば、

客数:50人
客単価:10000円
来店頻度:月1回
月商:50万円

になります。

3. 来店頻度を上げる

最後は、リピートする感覚を狭めるというのも売り上げアップには有効です。

アイラッシュやネイルなどは通う周期が固定化されがちなので難しい面がありますが、エステや治療院などは提案次第である程度コントロールできると思います。

月1回来店してくれている人を、月2回来店してもらうようにできれば、

客数:50人
客単価:5000円
来店頻度:月2回
月商:50万円

になります。

わかりやすいように2倍を例にしましたが、現実的には、

客数:50人→70人(新規客10人)
客単価:5000円→6000円
来店頻度:50人中10人が月2回(延べ60人)
月商:25万→42万円

みたいな感じで、3つの要素が少しずつ上がって、売り上げも掛け算的に上がっていくお店が多いです。

最終的にはどの要素も頭打ちになっていきますが、売り上げが上がっていないうちは、並行して対策していくことがオススメです。

ここからは、3つの要素についてさらに掘り下げていきますね。

客数の増加

有効な集客方法は、都心と地方でも全然違いますし、もちろん業種や客単価、スタッフの有無によっても違います。

ここでは、個人の美容サロンや治療院向けで2023年現在有効だと思う集客方法をお伝えします。

1. Instagramの活用

無料で使える媒体で、1番集客効果があるのはInstagramでしょう。

他のSNSと比べて、自分が通っているお店や位置情報をオープンにシェアする文化があるので、見込み客となる人を見つけやすいです。

使っているお店も多いので、ちゃんと対策をしないと集客効果は得られなくなっていますが、無料でここまでの集客効果がある媒体は他にないので、使わない理由がないです。

2. ホットペッパービューティーの利用

美容サロン(特に美容院)の集客と言えばホットペッパービューティーでしょう。ユーザー数も多く、ホットペッパービューティーに載っているお店じゃないと予約しないという人も多いので、集客効果は絶大です。

有料にはなりますが、紹介している集客方法の中で最も効果が高い集客方法だと思います。

3. ホームページの作成(SEO対策)

美容サロンはSNSやホットペッパービューティーが主流なのに対し、治療院はホームページのSEO対策が主流になっています。

これは、治療院を探す時に、腰痛や肩こりなど、悩みで検索する習慣があるためです。

もちろん美容サロンでもホームページは有効ですが、都心部だとホットペッパービューティーをはじめとするポータルサイトが検索上位を占めるため、お金をかけて作るべきかはエリア次第というのが僕の見解です。

4. Googleビジネスプロフィールの登録(MEO対策)

検索エンジン対策でホームページとともに主流になっているのが、Googleマップ検索対策(MEO対策)になるGoogleビジネスプロフィールの登録です。

MEO対策の業者から営業電話が来ている人も多いと思います。

SNS同様に無料で使える媒体なので、使わない理由はないかなと思います。

5. チラシの配布

オフラインの集客方法で今での有効なのがチラシです。

チラシが1番ダイレクトに商圏内の人にアプローチできるので、銀座みたいに明らかに周りに住居が無いエリアでないなら、1度は撒くことをオススメします。

客単価のアップ

客単価に関しては、あとから上げるのが大変なので、オープン時に自分が欲しい金額の価格設定にすることが重要なんですが、周りに合わせてしまって、安めの価格にしてしまっているお店が多いです。

ここでは、代表的な3つのテクニックを紹介します。

1. 値上げ

客単価を上げようと考えた時に、真っ先に思いつくのが値上げだと思います。

値上げは失客のリスクも伴うので、タイミングややり方によっては売り上げが下がりかねないですが、客単価にフォーカスしたら確実に上がるので、チャンスがあれば積極的に行っていきましょう。

2. クロスセル

お客さんが申し込んだメニューとは別にオプションのメニューや店販商品を申し込んでもらう手法です。

マクドナルドのハンバーガーと一緒にポテトはいかがですかというのと同じイメージです。

3. アップセル

お客さんが申し込んだメニューの上位メニューに変更してもらう手法です。

同じくマクドナルドで例えるなら、チーズバーガーセットを申し込もうと思っているお客さんに、ダブルチーズバーガーセットをオススメするという感じです。

来店頻度を上げる

来店頻度に関しては、カウンセリングで理想の来店頻度を伝えられているのかが重要になってきますが、テクニック的にコントロールする方法を2つ紹介します。

1. 〇週間予約特典

おそらくこれが最もベタで効果的な方法ですが、4週に1度通っている人が多いなら、3週間以内予約特典を作れば、一定数そちらに流れます。

2. 回数券の導入

回数券と来店頻度のアップがどう繋がるかイメージ出来ないかもしれませんが、回数券を買うと心が大きくなるので、普段は4週に1度通っている人が、3週に1度通うようになったりします。

ここら辺は、現金だと買わないようなものをクレジットカードだと買ってしまう原理に似ていると思います。

まとめ:売り上げアップには客数・客単価・来店頻度の3つが重要

集客はある程度時間がかかりますし、1ヶ月に受けられる人数が決まっているので、どこかのタイミングで頭打ちになります。

なので、集客は頑張りつつ、比較的早く結果が出やすい客単価アップと、リピート頻度のコントロールを同時に実践していくようにしましょう。