「地方だから高単価は無理…」
「田舎だからお客様がいない…」
「都心じゃないと高額サロンは成立しない…」
そう思い込んでいませんか?
実は、これ大きな間違いなんです。
地方でも高単価サロンは十分可能ですし、むしろ地方だからこそできる高単価化のメリットもあります。
地方も都心も店舗経営の難易度は変わらない
まず、知ってほしい事実があります。
誤差はあると思いますが、商圏内人口を店舗数で割った割合は、都心も地方もほぼ変わりません。
つまり、サロン経営の難易度は実は変わらないんです。
「地方だから難しい」というのは思い込みでしかありません。
僕が今まで数百店舗を見てきた印象としても、個人店の集客に関して言うと都心と地方の難易度は変わらないです。
客単価の違いもありません。
やり方の違いが多少ある程度です。
地方の方がお金を貯めている人が多い現実
確かに地方の平均所得は都心より低いかもしれません。
でも考えてみてください。
都心に比べて、お金を使うところが少ない。
だから貯蓄がある人が実は多いんです。
2014年に金持ち都道府県ランキングという調査結果が出たのですが、
1位:東京
2位:香川
3位:徳島
4位:富山
5位:奈良
といわゆる首都圏が東京以外入ってこないという結果になりました。
まず、大前提として、あなたエリアにも高単価を払える人がたくさん住んでいるというのを理解してください。
「自分のエリアは高いお金を払う人がいない」と思ってしまう人は、ただ単に自分が普段地元でお金を使わないから、高い単価を払ってくれる人の行動が理解できないだけです。
僕も仕事柄、出張で地方に行きますが、地方の高単価店ってだいたい予約が取りづらいです。
なぜなら、高単価店自体がそんなにないので、地元民の予約だけで埋まってしまうからです。
逆に、東京も良く行くからわかるのですが、人気のところは予約数年待ちのお店もある一方、探せばどこかしら空いているお店はあります。
都心のほうが人口が多い一方、競争が厳しくて二極化が進んでいるということです。
地方の方が高単価化しやすい理由
ここで重要な話をします。
たぶん、「地方だから高単価サロンは難しい」と思っている人は、仮に都心に住んでいたとしても、「都心には安くて上手なお店がたくさんあるから、高単価サロンをやるのは難しい」という考えになって、結局高単価サロンにシフトできないと思うんですよね。
要は、どこにいても高単価サロンは難しいと思い込んでしまう思考パターンなんです。
でも、実際は地方(というよりは非ターミナル)のほうが個人店の集客は簡単です。
特に客単価1万円オーバーになってくると、そっちの方が簡単。
なぜかと言えば、ライバル店がなく、高単価サロンを探している人はそこに行かざるをえないからです。
美容激戦区では個人店の集客がかなりきつい
美容激戦区(東京だと新宿、渋谷、、池袋、銀座、六本木、表参道、原宿、自由が丘あたり、大阪だと梅田、難波、心斎橋あたり)は個人店の集客がかなりきついです。
単純にライバルが多すぎて、認知されるまでに資金が底をつきます。
どれくらい厳しいのかというと、完全にゼロの状態(前の店からお客さんを引っ張れていない)だったら、問答無用でコンサルを断るくらいです。
よっぽど広告費をかけられないと難しいですし、仮に毎月20~30万円とか広告費をかけて軌道に乗ったとしても、家賃が高く、個人店だと全然利益が出ません。
都心のほうが人口が多くて集客が簡単に思うかもしれませんが、意外とそんなことはないですし、集客できたとしても経営的な難しさがあるので、維持し続けるのが大変です。
地方で成功するコツは都心の真似をしないこと
地方で成功するコツは都心の真似をしないことです。
地方には地方の良さがあります。
地方の4つのメリット
1. 物件の広さ 都心では考えられないような広い空間を、リーズナブルな価格で確保できます。ゆったりとした非日常空間を演出しやすいのが地方の大きなメリットです。
2. 競合の少なさ 高単価サロンとして本格的に運営しているお店は、地方では圧倒的に少ないのが現実。つまり、あなたが本気で取り組めば、すぐに地域No.1の高単価サロンになれる可能性が高いということです。
3. 固定費の安さ 家賃をはじめとする固定費が都心に比べて格段に安いため、利益率を高めやすい環境にあります。同じ売上でも、手元に残る利益は地方の方が多くなる場合がほとんどです。
4. 顧客との関係構築のしやすさ 地方は人と人との距離が近く、一度信頼関係を築けば長期間にわたって通い続けてくれるお客様が多い傾向があります。口コミも広がりやすく、紹介による集客も期待できます。
これらを活かせば、むしろ有利になることもあります。
高単価サロン経営において地方が都心と比べて難しいのは多店舗展開
ただし、正直に言うと、高単価サロン経営において地方が都心と比べて難しいケースもあります。
それは多店舗展開です。
月100~200人程度の小規模サロンなら地方のほうがやりやすいんですが、月に1000人とか集めないといけない場合は、人口が少ないエリアだと難しくなってきます。
スタッフを雇って月商500万円を目指すなら、やはりターミナルの方が楽です。
物理的な人の数が求められてきますからね。
普段から高いお金を払う習慣を身につけよう
「自分のエリアでは高単価サロンは無理」と思い込んでいる人は、普段から地元でお金を使っていない傾向にあります。
お金を使っていないから、そもそも地元に高単価で流行っているお店があることを知りません。
とあるネイリストさんが、単価2万円以上にしたくて、勉強のために単価2万円以上の予約が取れない美容院に通い始めたらしいのですが、「このレベルで2万円払う人がいるのか」と自信が持てたらしいです。(逆に自信を失う人もいるとは思います)
普段から高いお金を払っていない人に、高いお金を払ってもらえるわけがないので、普段から使うように心掛けましょう。
あなたが日常的に払っている価格なら、間違いなくお客さんも払えます。
お客さんがその金額を払わないんだとしたら、あなたが日常的に払っていなくてお客さんの気持ちがわからないか、自分も日常的には払っているんだけど、あなたの価値が伝わっていないかのどちらかです。
そして、価値が伝わっていないのは、あなたが伝える努力を怠っているからです。
地方だから無理なんて絶対にありません
大事なのは場所を言い訳にしないことです。
「地方だから…」と思った瞬間、可能性を自分で閉ざしてしまいます。
あなたの技術の問題ではなくて、考え方の問題です。
どこにいても価値を提供できれば、お客様は必ず来てくれます。
まとめ:地方でも高単価サロンは絶対に実現できる
地方でも高単価サロンは絶対に実現できます。
重要なのは:
- 思い込みを捨てること
- 地方の強みを活かすこと
- 価値提供に集中すること
- お客様との信頼関係を大切にすること
- 継続的な自己投資を行うこと
あなたの場所を言い訳にするのはやめて、まずは行動してみませんか?
地方には地方の良さがあります。都心では実現できない、ゆったりとした空間と心のこもったサービスで、お客様に最高の価値を提供することができるはずです。
「地方だから無理」ではなく「地方だからできる」という発想の転換から、あなたの高単価サロンへの道は始まります。