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特定のメニューの力だけで高単価サロン経営をするのは不可能

「このメニューなら高単価で集客できる!」

そう思って新しいメニューを導入したことありませんか?

実はこれ、一時的な効果しかありません。

特定のメニューだけで高単価サロンを維持するのは不可能なんです。

この話は意外と多くの人が理解していません。

その証拠に新しい技術が気になる人は多いし、ホットペッパーのキャッチ欄や、インスタの自己紹介を見てもメニューごり押しの店がほとんどです。

メニューゴリ押しは時代遅れ

多くのサロンが陥る間違いは、メニューそのものを前面に押し出してしまうことです。

ホットペッパーを見てみてください。

「最新◯◯導入!」
「話題の◯◯専門店」
「◯◯診断で理想の××を叶えます」

こんなキャッチコピーばかりではありませんか?

インスタのプロフィールも同じです。

メニュー名をずらずらと並べて、技術の説明に終始している。

でも、お客様は特定のメニューにお金を払うのではありません。

お客様は実生活上の変化にお金を払うんです。

興味を持つきっかけはメニューなんですけど、実際にお金を払うかどうかを決断しているのは実生活上の変化です。

低単価の思考停止状態の人はメニューと価格だけで即決しますが、高単価になればなるほど変化を求める傾向は強まります。

メニューが要らないわけではない

誤解しないでほしいのは、メニューが要らないというわけではありません。

もちろん多くの人が探すのはメニューからだと思うので、わかりやすいところにメニューが書いてあることは大事です。

例えば、ホットペッパーやインスタなら名前のところにメニュー名が入っているのは大事で、逆に言えばそこに入っていればそれ以降はそんなに登場しなくていいんです。

つまり、

  • 店名やプロフィール名:メニュー名を明記(検索対策)
  • キャッチコピーや説明文:生活の変化を訴求

この使い分けができていないサロンがほとんどです。

流行りのメニューは必ず真似される

なぜ流行りのメニューでは高単価化できないのか?

確かに話題の新技術を導入すれば、一時的に売上が上がることはあるかもしれません。

SNSでバズって予約が埋まったり、「新しいもの好き」のお客様が来店してくれることもあるでしょう。

でも、その効果は必ず短命で終わります。

なぜなら、他のサロンもすぐに真似するから。

そして、大手サロンは特になのですが、価格を下げてきます。

その結果、価格競争に入ります。

最近、サロンをオープンした人はわからないと思いますが、もう何十年も様々な業界でこの流れが繰り返されています。

流行りのメニューを導入して儲かるのは、流行りのメニューを作り出している大元のTOPだけです。

今の時代、新しい技術やトレンドの情報はあっという間に拡散します。

あなたが苦労して習得した技術も、3ヶ月もすれば近隣のサロンでも提供されるようになるでしょう。

そうなると、お客様にとってはどのサロンで受けても同じということになり、必然的に価格競争に巻き込まれてしまうのです。

エステのハイフや脱毛が良い例

エステのハイフや脱毛が良い例ですよね。

導入当初は確かに高単価で集客できました。

でも今はどうでしょう?

価格競争に巻き込まれてどんどん安くなっていませんか?

そして、閉店するお店が増えていっていませんか?

こちらから売りに出されているサロンを見てみてください。

複数名前があるメニューが、世の中的に廃れ始めているということです。

効果的なメニューがあれば必ず広まります。

そして競合がどんどん増えて最終的に価格競争に入ります。

これは避けられない流れなんです。

特定のメニューで短期的に高単価で集客できることがあります。でも必ず廃れます。

「このメニューがあるから高い」では、いずれ限界が来るんです。

大事なのは「生活がどう変わるか」を伝えること

大事なのは、そのメニューをやった結果、見ている人の生活がどう変わるのかを伝えていくこと。

例えば、まつげパーマなら

❌「最新のまつげパーマ導入!自然なカールが3ヶ月持続」

⭕「毎朝のマスカラ時間が5分短縮。すっぴんでも自信を持って外出できる目元に」

ネイルなら

❌「トレンドのニュアンスネイル。豊富なカラーバリエーション」

⭕「指先に視線が集中。会議でも合コンでも、手元に自信が持てる女性に」

フェイシャルなら

❌「最新美容機器による集中ケア。シミ・くすみに効果的」

⭕「鏡を見るのが楽しみになる。『最近きれいになったね』と言われる肌に」

お客様が本当に求めているのは、メニューそのものではなく、その先にある理想の生活なんです。

本当の差別化とは

本当の差別化とは、「何をやるか」ではなく「誰がやるか」で差別化すること。

同じメニューでも、あなたがやるから価値がある。

そう思ってもらえるかが高単価でうまくいくかの分かれ目です。

具体的には:

  • あなたの技術力:独自のアプローチや手法
  • あなたの人柄:お客様との関係性
  • あなたの経験:人生経験から生まれる独自の視点
  • あなたの世界観:大切にしている価値観や美意識
  • あなたとの関係性:一人ひとりとの特別な絆

メニューは真似できても、あなた自身は真似できません。

だからこそ、自分自身を磨くことが一番の投資になるんです。

新しいメニューを探すより自分自身を高める努力を。

「あなただから」と言われる施術者を目指しませんか?

それが本当の高単価への道です。

メニューについての考え方

メニューはあなたのお店に興味を持つきっかけになります。

僕も美容院を探す時にメンズ向けの「カット+カラー」のメニューがあるところを条件に探します。

多くの人にとって探すきっかけがメニューであるとは間違いないですが、選ぶ理由がメニューになっているのは良くない状態というか、思考停止のお客さんを集めます。

思考停止のお客さんというのは何も考えていないお客さんなので、あなたのお店の価値を正しく判断できないし、最終的には価格で判断します。

でもそれは、お客さんが悪いのではなく、メニューと、施術写真と、そのメニューの効果効能くらいしか伝えていないお店側の責任です。

その結果が、価格競争への突入です。

何十万、何百万も払って新メニューを導入しても、儲かるのはスクールやら協会やらの上の人たちだけですよ。

みんな聞こえの良いことを言ってセールスしてくると思いますが、特定のメニューを導入するだけでは、高単価サロン経営がうまくいかないことは時代が証明しています。

つまり、成功するためのポイントは別にあり、そちらを押さえていれば、新メニューなんて必要ないということを理解してくださいね。

まとめ

特定のメニューに依存した高単価化は必ず行き詰まります。

重要なポイント:

  1. メニューごり押しは時代遅れ
  2. お客様は生活の変化にお金を払う
  3. 高単価客ほどその傾向は強い
  4. 真の差別化は「誰がやるか」
  5. メニューは真似できてもあなたは真似できない

流行りのメニューを追いかけるのではなく、お客様の生活がどう変わるのかを伝え、あなた自身の価値を高めることに集中しましょう。

それが本当の高単価サロンへの道です。