ペルソナ設定をやらない集客方法とは?

そもそもペルソナ設定は必要なのか?という投稿で「とりあえずやってみてから判断する」というのは伝わったと思うので、今回は「ペルソナ設定しない集客方法」について掘り下げて解説していきます。

我々は3つのことしか書けない

そもそも、集客というのは文章を書いて行うものであり、我々が書く文章は大きく分けて3パターンしかありません。

1.自分の話(私は男性です)
2.あなたの話(あなたは女性です)
3.一般論(赤信号は渡ってはいけません)

の3つです。

あなたが普段書いている文章は、この3つのうちのどれかに当て嵌まりますし、どれか一つを書いているというよりは、3つのバランスで成り立っています。

ペルソナ設定をする集客方法

ペルソナ設定をするやり方は、2のあなたの話になります。

「あなた(ペルソナ)はこんなことで悩んでいますよね?」
「うちのお店に来れば、あなた(ペルソナ)はこんな未来を手に入れることができますよ」

というのを伝えていく感じです。

このやり方が最も確実に集客できます。

ペルソナ設定をしない集客方法

逆に、ペルソナを設定しないやり方はどういうやり方かというと、1の自分の話をしていくか、3の一般論を書いていくか2パターンあります。

自分の話をするパターンはどういう感じかというと、

「これが私のオススメ」
「私の店に来れば私みたいになれるよ!」

みたいなことをひたすら発信していく感じですね。

芸能人やインフルエンサー的な人たちにありがちな発信方法です。

あとは、各業界の講師や僕みたいなコンサルタントもこの手の発信をしている人は多いですね。

自分の話をすることのメリット・デメリット

このやり方のメリットは好き勝手言っていいので、発信内容を考えるストレスがないことです。

デメリットは、アンチがたくさん生まれることですね。

好き勝手言うことと、アンチの誹謗中傷はセットですからね。

有名人たちの表面的な部分しか見ていないとわからないかもしれませんが、発信しているメッセージが強くなれば強くなるほど、それに比例してアンチメッセージが届きます。

芸能人もよく炎上しているし、講師の人たちもよくThredsやストーリーでバトっていると思います。

規模の大小はありますが、自分の好き勝手発信するというのは、あのようなリスクを負っているということです。

なので、他人に何か言われたら傷ついてしまうような人は、向いていないやり方なので気を付けてくださいね。

広い意味の”外見”が重要

あと、単純に見た目や実績など、広い意味で見た”外見”が重要になってきます。

可愛いとか美人とかも大事なのですが、どちらかというと華があるというのが大事になってきます。(芸能人と一緒)

華はステージの高さと比例する部分があるので、ステージが低い人が自分語りしても見向きもされません。

最終的には思いの強さに直結する話だと思うので、今書いたリスクや現実に打ち勝つ思いがあるのでしたら自分語りをしてもいいと思います。

一般論を話して集客する

続いては、一般論の話ですが、一般論はウィキペディアみたいなイメージです。

主語が私でもなければ、あなたでもない、人間以外の何かです。

「まつげパーマとは…」
「ジェルネイルとは…」
「このデザインは…」

みたいな文章が一般論です。

一般論を書くとどういうことが起きるかというと、価格競争に入ります。

要は、一般的にあるものになってしまうので、差別化ができずに安くなっていくという感じですね。

あとは、一般論を書いても、興味を引くことはできるかもしれませんが、共感は生まれません。

なぜなら、共感は人に対してするものだからです。

人に対してするので、私かあなたの話を書いていないと共感されません。

当たり前ですが、共感していない人を集めても、良いお客さんは増えないので、良い方向には進まないのです。

ざっくりのターゲットを決めて、投稿ごとに個別のペルソナを設定する

あとは、一貫したペルソナは決めないで、40代の主婦みたいなざっくりとしたターゲットを決めて、個別の投稿で個別のペルソナみたいなのを決めて書いていくというやり方もあります。

なんなら、このやり方でやっている人が一番多いんじゃないかなと。

このやり方に関しては一番ダメだと思っていて、このやり方でうまくいっていない人が大半だから、ペルソナを設定したほうがいいのかなって悩み始めると思うんですよね。

結局、投稿ごとに違う相手に向けて書くということは、

・スッピンに自信が持てます(メイクしない選択肢がある人)
・メイク時間の短縮になります(メイクしない選択肢がない人)

というのを同じアカウント内で発信していくことです。

仮に40代の主婦みたいな大きな方向性が一緒だとしても、ちゃんと読んだらメッセージがバラバラなので、結果的に誰にも刺さらないということになってしまいます。

別にこのやり方で集客できるなら、それはそれでいいと思いますが、僕のところに相談に来るってことはこのやり方で集客できていない人たちなんだと思っています。(実際にアカウントを見るとそうなっている人が多い)
なので、全くオススメしません。

以上の理由から、サロン経営者が進むべき道は、ペルソナを設定するか、自分の好き勝手書くかの二択だと思ってください。